家を売却するというのは人生で何度もない重大なイベントです。売買に慣れていない所有者の方が大半だと思います。
このコラムでは少しでも高く家を売るための方法を紹介したいと思います。
・類似物件の売買実績と比較する
不動産会社に売ろうとしている物件およびエリアでの売買実績がどれくらいあるのかを聞いてみてください。例えば”品川区の一戸建て”を売りたいのであれば、直近2年くらいの品川区の一戸建ての売買件数を教えてもらいましょう。売買件数の多い会社の方がその地域の特別な事情を知っていることが多く頼りになる不動産会社になります。
もしかしたら、”街の不動産屋さん”の方が有名な不動産会社よりも実績があるかもしれません。実績はその会社の買い手を見つける力と言って差し支えないでしょう。大手か中小かで選ぶのではなく、実績をきちんと見て頂ければと思います。
複数見積もりを取ることで査定額の根拠を比較することも大切です。プラスの評価ポイント、マイナスの評価ポイントをできるだけ細かく、周辺の事例なども交えながら説明してくれる会社の根拠は信頼性が高いと言えます。
逆に高い査定額を出してくれたものの、根拠が曖昧であったり、「周辺がこんな感じだから…」といったボヤけた理由しか出してこない会社であれば、契約を取り付けたいがために査定額を他社よりも高めに出してきているだけかもしれません。
・内覧の際はスッキリ明るく見せる
住んでいる家を売却する時、完全に空き家にすることは困難です。実家やトランクルームをフル活用し、荷物を減らすことはとても重要なのです。
なぜなら、内覧者が部屋に入った時に受ける第一印象は「広いか狭いか」です。内覧者は事前に間取りや広さを知った上で来ています。
実際には広いリビングであっても、モノが多すぎて「想像していたよりも狭い…」と感じさせてしまうようでは元も子もありません。
また住んでいる当事者は慣れてしまって気づかないものですが、部屋は意外と暗いものです。 知っている人のお宅であれば、楽しく過ごせればほんの数時間の暗さはさほど気にならないかもしれませんが、「住むために買う人」にとって、暗いか明るいかは重要なポイントです。
できるだけ電球は新しいものに変えて、昼間の内覧であっても、すべての部屋のあかりをつけておきましょう。玄関に入っただけで「暗いな」と思われては、内覧者の気持ちも沈んでしまいます。
掃除も含めて内覧希望者の購買意欲を高める準備をしておきましょう。
・賢く見積もり査定を取り、「売出し価格を高く」する
・売却費用でも最も大きな「仲介手数料」を抑える。