ミャンマー

平成27年6月12日より14日まで、ミャンマー不動産調査旅行を行いました。

 

1件目

 首都ヤンゴンから南に1時間程降りた所で、ミャンマー資本のヨマ・ストラテジック・ホールディングスが手掛ける「スターシティ」という複合施設の「GALAXY」という建設中のアパートメントです。

 こちらの約54万㎡(東京ドーム約11個分)の敷地には、ショッピングモールは勿論のこと学校、病院、ゴルフ場も併設され、また来年には広さ20エーカーのイギリス大学も竣工されるようです。

 一見、リゾート施設かと思わせるような外観で、12階建てや28階建てのレジデンスを建設しており、2020年までには7000世帯の一大都市になるようです。

 モデルルームを見せていただきました。

 一般的な日本のマンションを豪華にした感じで、建物のリゾート感とマッチして優雅に暮らせる印象を持ちました。3年前までは1,500万円で販売していたようですが、現在は3000万円ほどするとの事です。さすが経済発展著しい国ですね。

 

 

2件目

 マルガ・グループが手掛けるDagon City 1(ダゴンシティ・ワン)に行きました。

 こちらは、ヤンゴンの繁華街から車で5分いう好立地で、ヤンゴンのシンボルのひとつ、シュエダゴン・パゴダに隣接する注目のタウンプロジェクトです。

 ミャンマーのTHUKHAYADANA社と、香港、韓国、イギリスの企業や多くの投資家が参加するこの建設中の一大プロジェクトは、3億米ドル(約300億円)かけて元国軍の所有地である22エーカーの土地に、オフィスビル、高級マンション、5つ星ホテルが建設される予定で、ヤンゴンの中心でワンランク上のエグゼクティブな生活を堪能できる高級コンドミニアム物件です。

 中でも最高の眺望とされている水辺のレジデンスは、投資物件としてかなりの好条件です。

 完成すればヤンゴン市の新しいランドマークになることは間違いないですが、ミャンマー仏教の総本山であるシュエダゴン・パゴダにあまりに近すぎる為、景観を損ねるのでは、という声もあるそうです。

 ミャンマーは、パゴタと言われる寺院の最頂部にある傘より低くなければ建設できません。(シュエダゴン・パゴダは最頂部約120m)

 建設途中の現場を実際に見た感想としては、スケールも大きく夢のある物件ですが、まだまだ未開拓で投資するにはかなりの度胸が必要な気がしました。

 

 

3件目

 5階まで暗闇の階段を登って行き、着いた部屋は天上も低い30㎡くらいの薄暗い一室です。蒸し暑くエアコンもなく、カビの匂いがし、水はポンプで一旦屋上に汲み上げられ、この部屋の小さな浴槽のような中に貯められ、オケですくって使うそうです。

 こちらの部屋は購入価格600万円で、月々の家賃は6万円ほどです。

 オーナーが10人以上の人に貸してシェアハウスにするみたいで、利回り物件としては30%以上になりとても良いと思いますが、住むとなれば最近ニュースにもなった神奈川県川崎市にあった某簡易宿泊所の方が清潔で、ミャンマーの方達は本当に強いなと感心させられました。

 

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