正方形や長方形の土地の事を整形地と言います。利用価値が高いため、一般的に評価は高くなる傾向にあります。

 

　これに対して、旗竿地、Ｌ字形、三角形、崖地や傾斜地・高低差のある土地の事を不整形地と呼び、整形地に比べると評価は下がります。

 

　土地の売却を考えるうえで、それぞれどういうメリット、デメリットがあるのかを理解することが大切です。

 

　整形地は、敷地の有効利用がしやすいため、購入希望者の建築計画が立てやすく、ハウスメーカーの規格住宅や工業化住宅の設計プランが施工しやすいというメリットがあります。したがって、整形地は再利用しやすい土地といえ、多くのニーズに応えることができるため、人気があります。その反面、評価事態が高くなるため、税金もそれなりに上がる事がデメリットといえます。

 

　不動産の販売図面では、「整形地」と記載される事もありますが、記載されない事もあります。

 

　土地は様々な法令によって、どの程度の大きさ、高さの建物が建てられるのかが決まります。いざ買ってみたら制限によって、考えていたような家が建てられなかった、という事のないように、あらかじめ確認しておく事重要です。

 

 

　不整形地は、整形地に比べ評価が下がるのが一般的です。不整形地の場合土地の利用に制限をうける事が多いため、万人受けするわけではありません。

 

　例えば、三角地に家を建てる計画をたてるとしましょう。この場合、建築できない敷地（デッドスペース）が生じる事があります。しかしながら、活用の困難な敷地を上手に活用できれば、（一般的に整形地と比べて）評価の低さが逆にメリットにも成り得ます。税務においても評価は低いため、税金が抑えられるのもポイントです。その一方で、土地活用をする点においては制限を受ける事から評価が下がり、（整形値と比べて）売却価額は安くなります。

 

　ひとことに、不整形地と言っても幾つかの形態や特質があります。再活用のご計画やご処分まで、まずはご相談ください。