私道のメリット

今回は私道の様々なメリットについて紹介していきます。

 

 

私道の敷地所有者に対する金銭面のメリット

私道の敷地所有者のメリットは数少ないですが解説していきたいと思います。私道の敷地所有者は単独で私道を所有するものを指していますが、私道を共有するもののメリットも含まれています。

 

〇道路に設置する電柱・支柱に関する土地使用料

1年間で数百円程度になりますが、私道の敷地所有者には土地使用料も支払われます。しかし、設置された電柱や支柱は人や車の通行に邪魔な障害物となってしまうのでデメリットもあります。

 

〇私道に関する通行承諾、建築同意に伴う承諾料

建築基準法上の道路を除き、原則として私道の利用は私道の敷地所有者の承諾を得る必要があるため、私道の敷地所有者は通行料や承諾料を得るというケースもあるということです。

 

〇私道を売り買いして売却益を得る

私道の敷地所有者は、所有する私道の敷地ならば自由に処分することができます。私道持分(私道に接している土地所有者が、各々その私道に対して持ち分がある事)のない私道の利用者は私道を高額で買うケースもあり、売却して利益を得ることは可能になっています。

 

〇私道整備の助成金・補助金

私道の整備費用を自治体が助成・補助してくれるケースがあります。年度予算で行う事業のため、申請期間・申請時期があります。予算がなければ助成が行われないこともあります。

 

 

私道の敷地所有者の金銭面以外のメリット

金銭面以外にもメリットはありますので紹介していきます。

 

〇私道の利用者との関係で優位な立場になる

私道の敷地所有者は、私道利用者で私道の持たない人に対して、私道の利用に関する承諾、同意、黙認などをする立場のため、心理的に優位といえます。

 

〇特定の人が通行できる場合の閑静・安全

建築基準法上の道路を除き、特定の人しか通行ができない私道ならばその私道を利用する場所が閑静で穏やかというメリットや、見知らぬ人や不審者が進入しないメリットがあります。

 

〇私道を所有しているという権利の満足感

私道は私有地であり、所有者のものでもあるので、所有の権利、処分の権利があります。人に売買したり、譲り渡したり、貸したりする自由があります。そのため人によっては所有するという満足感もあると思います。

 

 

私道の税制面でのメリット

私道であっても道路として多くの一般の人に利用されていることが認められた場合は、その部分の私道については税金を免除されるケースもあります。

 

〇固定資産税

公共性を考慮し、一定の条件を満たしていれば申請により固定資産税が非課税になります。

 

〇都市計画税

私道が都市計画区域内にあれば都市計画税が割り当てられ負担させられますが、都市計画税の非課税という定めがあります。そのケースに当てはまると固定資産税と同様で非課税になる場合があります。

 

〇登録免許税

「不動産登記の登録免許税課税標準価格の認定基準について」の定めにおいて課税標準価格が一定の割合で低く計算されるケースがあります。

 

〇相続財産・贈与財産としての評価

「専ら特定の者の通行の用に共されている宅地」の定めにおいて一定の割合で低く計算されるケースがあります。

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